BPQC

07 MAR 2018

BPQC暮らしの中にある、私のスタンダード

モデル、女優、ラジオパーソナリティとしてだけでなく、料理やランニングの世界でも活躍の場を広げる高山都さん。
等身大で好きなことをとことん楽しむ暮らしを教えてもらった。

PHOTOGRAPHS:AKIKO BABA
TEXT:MARIKO URAMOTO
SPECIAL THANKS:TOKYO GARDEN

ありのままの自分を認めて、
できないこともまずは始めてみる。

 柔らかな笑顔が印象的な高山都さん。昨年引っ越したばかりという自宅は、温かな空気に包まれた気持ちのいい空間だ。「駅から少し距離がありますが、キッチンが広くて、寝室には朝日が差し込みます。ランニングが趣味なので気軽に走りに行ける周りの環境もよくて。都心の中では地味なエリアだけど、今の私にはちょうどいいんです」。ここで暮らすようになり、家にいる時間が増えた。仕事の空き時間には一度家に戻ってくることもあるほど、とにかく居心地がいい。お気に入りの空間には季節の花を飾ることを欠かさない。「その日の気分で選ぶこともありますし、ホームパーティを開く時、相手のことを思い浮かべながら選ぶこともあります」。プレゼントされた花束はドライフラワーにして長く楽しむ工夫も。日々の中の“ちょっと嬉しいこと”を大切にする、彼女なりの楽しみ方だ。昨年はボブからショートカットに髪型もチェンジ。「髪が短くなってから、明るい服をよく着るようになりました。アクセサリーはシルバーのクールなものを合わせて、全体的に甘くなりすぎないように。鮮やかな色味のセットアップは春らしい花とリンクしていて、気持ちまで明るくなりますね」

 一日の中でもっとも長い時間を過ごすのはダイニングキッチン。料理上手な高山さんは、数年ほど前からインスタグラムで朝食やホームパーティの様子をこまめにアップしていて、最近ではレシピの開発や料理イベントへの出演、食にまつわるオファーも増えた。この場所は、ふだんの食事を楽しむだけでなく、イベントの料理を考えたり、ホームパーティのメニューを作ったりするなど、“集中する場所”でもある。「レシピ考案はけっこう苦戦するんです。料理本を眺めたり、レストランで食べた味を思い出したりしながら、自分らしい味を組み立てています」。ホームパーティは、ゲストに合わせてメニューを考えるところからスタート。さっぱりしたものからお酒にあう濃い味つけのもの、デザートまで10品以上のメニューを用意する。品数の多さは母親譲りだそうで、段取りよく一品ずつてきぱきと作っていく。料理をするときはボーダーのカットソーとデニムにエプロンというコーディネートが定番。ボーダーは数枚持っていて、気分によって着回しているお気に入りのアイテムだ。「今着ているのは、肩周りがゆったりとしていて、体の動きを邪魔しない点がいいんです。汚れてもじゃぶじゃぶ洗えるのも頼もしい」。服を購入する時は今の自分に合ったもの選ぶという高山さん。どんなに素敵な服でも、背伸びしてまでは買わない。頑張って手に入れても手持ちのものと合わないし、結局着なくなってしまうから。

 昨年初めて、本を出版した。ファッションやメイク、趣味の料理や走ることなど等身大の自分の姿を紹介するパーソナルブックで、特に気をつけたのが言葉選びだという。「“どう伝えたら、きちんと相手に届くか”を考えて、自分らしい言葉で相手に語りかけるように書きました。気軽にページを開きたくなって、読むとちょっと元気になる本にしたくて、私は“いいことのメモ帳”と呼んでいます。難しいことやかっこいいことはなに一つ書いてません(笑)」本を作ることで、高山さん自身“自分らしさとは何か”を改めて考えるきかっけになったという。

 これまでモデルだけでなく、女優やラジオのパーソナリティーなど表現の幅を広げてきた。“なんでもこなす器用な人”と思われがちだが、実はコンプレックスのかたまりだったという。「昔から一つの肩書きだけで仕事をしている人にすごく憧れていたんです。でも自分は違った。一つに絞らなくてもいいから、今の自分と向き合って続けてみようと決めたんです」。それは趣味についても同じで、20代後半から始めたランニングは、当初の目標としていたハーフマラソン完走後も燃え尽きることなく、6年以上続けている。もともと大の運動嫌いだったというが、どうせやるなら楽しもうと気持ちが切り替わった。「ランニングを習慣化することで、思考もだんだん前向きになりました」。2年ほど前から挑戦しているお弁当作りも最初はすごく下手だったと笑う。「ちょっと恥ずかしいなと思ったけど、“今の私の記録”だと思ってインスタグラムにアップしました」。走ることも料理をすることも、できない自分と向き合い、とにかく始めてみる。継続することで、周りからは“料理が好きな人”、“走るのが得意な人”といろんな面を知ってもらえるようになる。ささいなことでも何かを続けることは自信につながっていく。これからも率直にありのままの自分を発信していきたい、と笑顔で話してくれた。

高山都 モデル、女優、ラジオパーソナリティ

雑誌やTV、ラジオなどで幅広いジャンルで活躍。ライフワークのランニングで、フルマラソンを3時間41分で完走の記録を持つ。著書に『高山都の美食姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ。』(双葉社)。ランニングの楽しさを伝えるラジオ番組「marukome presents RUNNING BEAUTY」のパーソナリティも務める。
掲載アイテム
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シールズトリコットジャージ プルオーバー
シールズトリコットジャージスカート
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7分袖フルボーダー バスクシャツ
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